前回、前々回と小型PCを組んだ話を掲載しましたが、その最終段階となります。
今回、PLEX製の地デジ・CS/BSの3波チューナーであるPX-W3PEを購入しました。
PLEX
売り上げランキング: 2,214
売り上げランキング: 2,214
今までは地デジしか視聴することの出来ないSKNETのMonsterTV HDUCを所持していましたが、この製品は視聴ソフトの扱いが難しく、録画したデータを全く移動できない(コピーはもちろんできない)ため、ハードディスクの空き容量が低下してくると非常に面倒でした。
また、MPEG-TS形式の動画から変換することも出来ないため録画データは容量が非常に大きく取り扱いに困りました。
今回購入したPX-W3PEは俗にいうTS抜きのできる地デジチューナーであり、録画されたTSデータが暗号化されないため移動やコピーが自由にでき、録画データを動画編集ソフトで編集してCMカット等を行った上で圧縮率の高いMP4/H.264形式の動画などに変換することが出来ます。
また、BSやCSも視聴できるようになったため、北海道のように地デジでは殆どアニメが放送されない地域でもBS11やBS-TBSなどでアニメが見れるようになります。
箱を開けると、静電気防止袋に入った本体と、ロープロファイルスロット用のブラケットが入っています。
取扱説明書などが一切付属していない、いわゆるキワモノ(玄人向け)の製品になります。
本体です。
ブラケット部分にはUHF波とCS/BS波用のアンテナソケットが2つ付いています。
4波チューナーですが、ソケット2つを内部で分配するようになっています。
PX-W3PEは、有名なPT3と異なり本体にICカードリーダーがあります。
そのため、追加でICカードリーダーを用意することなく利用できます。
(ただしLinuxなどで動かす場合は外部カードリーダーが必要なようです)
裏面には復調チップなどが配置されています。
詳細については他所のサイトで解説されているので各自で検索してみてください。
B-CASカードをICカードスロットに挿入するとこのようになります。
かなり後ろ側に飛び出る形になるため、PCケース内の奥行きが足りているか事前に確認する必要があります。
マザーボードのPCI-Expressスロットに挿入します。
形状はx1タイプなので、全てのPCI-Expressスロットに挿入することができるはずです。
右側にあるようなアンテナ分波器を用意して、部屋の壁にあるテレビアンテナ端子からの地デジ・BS/CS混合の電波を分波します。
分波したそれぞれをPC裏面のアンテナソケットに差し込みます。
PX-W3PEを挿入後、PCの電源を入れてPLEXの公式サイト(※)からドライバーをダウンロードしてインストールすることで、PCからデバイスを認識することが出来ます。
(※ http://www.plex-net.co.jp/product/pxw3pe_download.html)
詳しいセットアップ方法などは、私はこちらのブログを参考にセットアップしました。
PX-Q3PE、およびPX-W3PEの活用メモ (Spinelなしですぐに使いたい人向け)
視聴ソフトとしてTVTestを導入し、録画ソフトとしてTvRockを導入して、テレビの視聴・録画環境のセットアップが完了となります。
4波チューナーなので、このように地デジ2局+BS2局を同時に視聴することも可能です。
次の記事で、実際の運用についてのレビューを行いたいと思います。
PLEX
売り上げランキング: 5,301
売り上げランキング: 5,301