この問題については公式フォーラムでも言及されており間違いなく存在するバグのようです。
Razer Surround VAD Streaming issue with Sleep mode - Win 10 64bit
このバグを回避する方法と、Razer Surroundを使った小ネタを紹介します。
まず、一時的な直し方についてです。
コントロールパネルから「管理ツール」を開きます。
「サービス」を開きます。
「RzSurroundVADStreamingService」というサービスを右クリックし「再起動」を選択します。
次に、スリープ復帰時に自動でサービスの再起動を行うタスクを登録します。
管理ツールから「タスクスケジューラ」を選択します。
右側の操作メニューにある「タスクの作成」を選択します。
トリガーを「イベント時」に設定し、スリープ復帰時に実行されるようにします。
スリープ復帰時には「システム」ログに対してPower-TroubleshooterというソースからイベントID1が発行されます。
このイベントをキーとしてタスクを実行します。
操作に「プログラムの開始」を2つ登録します。
「プログラム/スクリプト(P)」欄に「net」と入力し、「引数の追加(オプション)」欄に「stop RzSurroundVADStreamingService」と書いたものと、「start RzSurroundVADStreamingService」と書いたものを追加します。
これによって、スリープ復帰時に自動でサービスが再起動されるようになり、音が出ないトラブルを回避可能です。
ちなみに、Razer Surroundを使った小ネタとして「録画データにVCの音声を入れずに、ゲームの音声のみを入れる」ということができます。
一般的な録画ソフトでは、規定のデバイスに設定されている再生デバイスの音声をキャプチャして録音します。
Razer Surroundを使用しているときは、このRazer Surroundが規定のデバイスになっています。
この時、TS3などのボイスチャットソフトで再生デバイスを、Razer Surroundで出力するデバイス(実際のヘッドホンのデバイス)に設定することによって、規定のデバイスであるRazer Surroundには音声が出力されなくなります。
もちろん、ヘッドホンには音声が出力されるため、音声を耳で聞くことはできますが、録画データには残らなくなります。
ボイスチャットをしながらプレーしている動画をアップロードする際に、音声を気にしなくて良くなるため非常におすすめの設定です。