大学の学内では、1つの教室内で大勢の学生が一斉に無線LANアクセスポイントに接続するために電波干渉が激しく、無線環境は劣悪そのものです。
現在モバイルで利用しているノートPCは東芝のDynabook R732/E13HBなのですが、純正状態では無線LANアダプタにはAtherosのAR5BHB116が装備されています。
Atheros社AR5BHB116/AR9382 802.11a/b/g/n(300Mbps) PCI-E無線LANカード
posted with amazlet at 14.12.26
Atheros
売り上げランキング: 72,873
売り上げランキング: 72,873
安い無線LANカードなので性能もあまり良くはなく、極端な電波干渉下では全く通信不能になります。
また、ドライバー側の問題なのか分かりませんが、2.4GHz帯の802.11nが飛んでいる状況では5.2GHz帯の802.11aの同名アクセスポイントを一切掴まなくなります。
取り替えるカードは実売5000円前後のIntel製無線LANカード、Intel Dual Band Wireless-AC 7260です。
インテル デュアルバンド 高速 Wi-Fi 通信Band Wireless-802.11 AC Intel 7260 最大リング867 Mbps+ Bluetooth 4.0 無線LANカード
posted with amazlet at 14.12.26
Intel
売り上げランキング: 4,333
売り上げランキング: 4,333
「NICといえばIntel」と言われる程度にネットワーク関連では実績のあるIntel製品なので期待しています。
こちらは表面ですがアンテナ端子の位置が違います。
こちらは裏面です。
7260HWMの方は裏面に何も実装されていませんが、AR5BHB116は裏面にも金属製のヒートスプレッダが設置されています。
また、折りたたまれたシールが貼り付けられており、各種認証情報などが印刷されています。
取り付け作業のためにパソコンを分解します。
裏面のフタ部分のネジを外し、メモリとHDDが見える状態にします。
裏面から見えているネジを全て外し、裏蓋を取り外します。
右側のD-Sub端子が引っかかっているため、そちら側へずらしながら外します。
無線LANカードに付いている白と黒のアンテナ線を取り外します。
端子は破損しやすいので、ラジオペンチなどは使わずに指で優しく外します。
左上のネジを外すと基盤が持ち上がるので抜きます。
新しいカードを挿入して、下に押し付けながらネジで留めます。
アンテナ線を取り付けなおして完了です。
ドライバーをインストールします。
デバイスが正しく認識されれば終了です。
ちなみに、このDynabook R732/E13HBというモデルでは、miniPCI ExpressスロットにUSB信号が来ていないため、7260HWMのBluetooth機能が使えていません。
元々期待していなかったとはいえ、使えないと少し残念ですね。
自力でUSB信号を分配する手段もあるのかもしれないので、少し調べてみようと考えています。