9月30日に、ASRockのAM1H-ITX向けの新BIOSが配布開始されていました。
新しいBIOSバージョンはP1.20となります。
アップデート内容は
1. Add new patches from AMD.となっています。
2. Add OC function.
BIOS ダウンロード - ASRock
新BIOSの機能で一番注目したいのはやはり「Add OC function.」でしょうか。
MSIやASUS、GIGABYTEのAM1用マザーボードでは、Athlon5350などのオーバークロックが出来る仕様になっていましたがASRockのマザーボードはこれに非対応でした。
今回のバージョンアップでオーバークロックが出来るようになっています。
AM1H-ITXのマザーでは、ベースクロックを変更する一般的なオーバークロックの他、動作倍率を変更する機能も対応しています。
ただし、後者は上限値がx21となっています。(標準ではx20.5)
また、動作倍率を変更した場合固定値となってしまうためアイドル中でもクロックが下がらなくなります。
一方でベースクロックの変更も私の環境ではうまくいかず、ベースクロックを少しでも変更した場合USB3.0ヘッダピンから接続した前面USB3.0ポートが使用不可能になります。
前面USBポートが使えないと非常に困るため、私の環境でのオーバークロックは諦めました。
ちなみにダウンクロックや電圧の変更も出来るので、一層の省電力を目指したいという場合は倍率をx16辺りまで落として電圧を少し下げてやると良いかもしれないです。
メモリ側も電圧変更できるようになっています。
ちなみに、72WのACアダプターで稼働させているマシンですが、BCLKを110MHzに設定し電圧設定はAutoにした状態の2.31GHzで普通に動いていたので、ACアダプター駆動だからといってオーバークロック出来ないというわけでもなさそうです。
せっかくACアダプターを使って省電力にしているのにオーバークロックしては意味が無い感じもしますが・・・。