BMSプレー動画の編集についての記事、第2回目です。
第2回目の今回は、前回作成した動画を弄って見やすくすることを目的とします。
目標としては
1.手元動画の開始位置を調整する
2.手元動画にフェードイン・フェードアウトを付ける
3.LR2動画にフェードイン・フェードアウトを付ける
の3つを目標にしていきます。
動画の撮影・読み込み・簡単な編集については第1回で解説しました。
第1回での5番目で動画を出力しましたが、今回の編集はその出力の前に行う形になります。
1.手元動画の開始位置を調整する
前回作成した動画では、最初の選曲画面から手元動画が右半分に表示されていたので、邪魔な状態でした。
まずは、手元動画の開始位置を調整し、プレー画面が表示されると同時に表示されるようにします。
(この後フェードイン効果をつけるため少し余裕を持ってとっておきます)
ちょうどいい時間で一時停止ボタンを押し、赤色の帯の部分を右クリックして「レイヤーの分割」を選択します。
今回、選択した時間よりも前の部分は必要ないため、右クリックから「削除」を選択します。
これで、選曲画面で手元動画が重なることはなくなりました。
2.手元動画にフェードイン・フェードアウトを付ける
次にフェードイン・フェードアウトを付けます。「トランスフォーム」メニュー内の「不透明度」の隣にある時計のマークをクリックします。
コレによって、「時間ごとに数値を設定する」事が可能になります。
現在、①の時間では不透明度は0%(完全に透明)で良い状態です。
この時、数字の部分を0に変更すると①の場所に菱型が表示されるはずです。
このひし形が、基準となるポイント(キーポイント)を示します。
すると、再びひし形が表示されます。
この2点間では、数値は等速直線的に補完してくれるため、2点の間を移動する間にフェードインしていく形となります。
この「不透明度」では映像のみがフェードされ、音声はフェードされないため、音声もフェードさせる作業が必要です。
「オーディオ」メニュー内の「オーディオレベル」も同様に、左の時計マークをクリックしてから、2点を選択して数値を変更することで音量のフェードが可能です。
なお、オーディオレベルは-48~48の間でしか設定できず、完全に無音にすることは出来ません。
(開始位置を分割したのはこのためです)
同様の手順で、リザルトが表示される直前にもフェードアウトをかけます。
先程は先が0、後が100でしたが、今度はフェードアウトなので先が100、後が0になります。
なお、ここで「100」となるキーポイントを指定するのを忘れてしまうと、先ほどのフェードインが完了した「100地点」から等速直線的に0へと推移してしまい、動画の後半で手元がほとんど見えなくなってしまうため注意する必要があります。
オーディオも忘れないようにフェードアウトさせましょう。
3.LR2動画にフェードイン・フェードアウトを付ける
さすがにここまで書けばわかると思いますが、LR2動画の方も同様の手順でフェードイン・フェードアウトを付けます。
後ろと前にフェードイン・フェードアウトを付けることで、投げやりだったプレー動画が「ちゃんと編集しましたよ」という形になります。
フェードイン・フェードアウトがあるだけで動画としての質は大きく変わるので、積極的に行っていくと良いです。
手間がかかるのが嫌な人でも、開始位置の調整だけはちゃんとやる必要があります。
今回は省略しましたが、リザルト画面部分でも終了位置の調整としてレイヤーの分割を行うことでフェードイン・フェードアウトを用いること無くリザルトのみを表示することは可能です。
今回作成した動画は以下の様な形になります。
動画としての完成度は以前よりグッと上がった印象になると思います。
次回の第3回は「それなりに凝った編集」として、私がアップロードしているような、手元動画とプレー動画が重ならず、文字などを配置したプレー動画を作成する手順を解説します。