ここまで笑えるROMも久しぶりだったので、是非紹介したいなと思っていたので。
-DroidianRage DesireHD(BR1)- (JoyOS/cm7.2)
・・・もう上の画像だけで分かる人はわかるかも知れません。
さて、次の画像は、初期状態でのホーム画面・・・なのですが、どう見てもアプリドロワーです。
▲こっ、この配置、見た目は・・・!
そう、このDroidianRageは、iOSのパクリROMなのです。
ROM製作者は中国系の方のようなので「・・・なるほど!」って感じではありますが。
一応、ベースにはCyanogenModの7.2が使用されていて、そこにJoyOSというカスタムがされている状態です。
驚いたことに、このROMはiOS風をとことん追求しております。
▲設定画面を開いたところ
もうどっからどう見てもiOSとしか思えないインターフェースですね。
ちなみにですが、このROMの言語設定には日本語が含まれていません。
ですので、More locale 2を使って日本語ロケールに変更する必要があります。
▲非Multi-LanguageのROMを焼くとき御用達ツール
▲ロケール変更後のホーム画面
一部分が日本語化されましたが、大半が英語のままになります。
※今回、ROMを焼く前の状態で日本語フォントをモトヤマルベリに入れ替えてあります。
設定画面などは完全に英語のままで、日本語部分はCyanogenMod7.2からそのまま流用している部分と、各アプリだけになります。
▲通知バーを下ろしたところ
通知バーは割と見やすい印象ですね。
Switchの方が意外と気に入りました。
MIUIとAndroid4.2の標準機能の間の子みたいな感じですね。
▲ホーム画面のフォルダ機能とEspier Browser
ホームのフォルダはまんまiOS、ブラウザもなかなかiOS風ですね。
Espier Browserは単体でPlayストアにあるので、興味のある方は使ってみてはどうでしょうか。
Espier Browser - Google Play の Android アプリ
▲ロック画面と電源長押メニュー画面
どちらもiOSまんまです。
このロック画面を欲しがる人は、意外と多いんじゃないのかな~とか思いました。
▲Quadrantでのスコア
OSのパフォーマンス自体は、CyanogenMod7.2がベースなだけあって、安定していて且つスコアがそこそこあります。
少なくとも、某GALAXYっぽいROMよりはスコア的には遥かにマシです。
さて、ここでこのROMの一番の問題点をご説明します。
それは、「音声関連が致命的に悪い」ということ。
具体的に言うならば、全てのあらゆる音にノイズが乗り、音量調節が仕事をしない、ということです。
音楽をかければノイズ+音量が勝手に大小し耳が痛くなり、ちょっとでも変なボタンを触ると通知音が大音量で鳴ってしかもノイズ出まくりでビクッとするわけで。
ちょっと余りにも常用するには厳しいROMだなと感じます。
ですが、趣旨としては非常に面白い、とても凝ったROMになっていると思います。
ちょっとした御遊び心として、例えば友人に渡して驚かせたりとか・・・するにはいいかも知れませんね。
駄文ですが、中華系ROMなので、情報とかデータとかどうなってるのかはよく分かんないです。
その辺は自己責任でやってくれればなと思います。
ついでに言うと、最初のセットアップがまともに機能してません。
最初のセットアップでGoogleアカウントを登録しようとするとログイン画面で永久ループに陥ります。
Skipして後からSettings→Sync→Add Accountやるのが賢明かと。