HTC Sense3.5のお話です。
歴史的なものやなんやらは他に任せるとして、機能や見た目面について。
▲ロック画面
まず真っ先に気づくのがロック画面だと思います。
純正ROMでは下に向けてスライドするだけのロックでしたが、3.5は全く違う形になっています。
下部のリングを画面中央方向へフリックさせるとロック解除になります。(画像右側)
また、下にある4つのカスタムショートカットは好きなアプリを登録でき、それぞれ下のリングにフリックすることで起動できます。(画像左側)
設定次第で中央には天気、時計などを表示できます。
音楽再生中はプレイヤーが中央に表示されます。
▲ホーム画面
ロック解除後のホーム画面はいつものSenseっぽい感じですね。
下のドック部分が半透過になってるのはおしゃれですね。
とはいえ、自分はHTC Senseのホームアプリは使わない人なので詳しくは書きません。
次はROM焼きの目的だった音楽アプリとカメラについて。
▲左:純正ROM 右:ARHD7.0.4
音楽アプリの見た目はガラリと変わっています。
基本的な性能や機能は変わっていないのですが、楽曲を選ぶのに必要な手順が若干増えて面倒です。
とはいえ、他のアプリに比べればずっとましなんですが。
それと、このROMのもう一つの目玉はこのBeats Audioな気がします。
▲MENU→サウンドエンハンサーのメニュー
Beats Audioと言えば、先日auから発売された「HTC J」に搭載された音質向上機能ですが、このROMにも付いています。
そして、その機能はしっかりと働いてくれるのです。
元々SRSやDOLBYのような「作られた音」が好きではないのでサウンドエンハンサーは常に「効果なし」にしていたのですが、このBeats Audioは自然な感じで音質が上がってくれるので最近はずっとオンにしっぱなしです。
コレ目的なだけでも十分入れる価値があると思います。
カメラアプリも、若干改良が施されています。
▲カメラの画面(画面自体は合成ですが)
まず、効果の設定やギャラリーへのショートカットが左側に、設定やフラッシュの設定などが右側に配置されています。
純正ROMについていたフレーム機能は排除されています。
コレまでどおり、顔認識やタップでのフォーカスなどは継承されています。
右側のシーンのボタンからは、各シーン(風景やポートレートなど)の設定、HDRモード、パノラマ撮影モードなど様々なモードが搭載されています。
▲パノラマ撮影だとこんな感じ
やはりHTC純正カメラに慣れてしまうとほかのカメラアプリは使いづらいですね。
余談になりますが、フォント選びに迷っております。
というのも、TwitterなんかだとしばしばUnicode特殊記号を使った顔文字が使われますが、Androidの標準フォントでは正しく表示できません。
解消するためのアプリとして「Tofu Buster not for twicca」などがありますが、やはりいちいち渡すのが面倒です。
軽く調べた所、Androidのフォントは
��.DroidSans.ttf
��.DroidSansBold.ttf
��.DroidSans○○(各言語).ttf
��.DroidSansFallback.ttf
の順でフォントを探すようです。
そして、この豆腐化する文字はこのどれにも含まれていない場合です。
したがって、DroidSansFallback.ttfをUnicode対応文字に置き換えればいいわけです。
作業を出先でやろうとして、Unicode対応フォントが手元になかったので上記のTofu BusterのAPKファイルをESファイルエクスプローラで分解。
中のTofuBuster.ttfを拾いだして、DroidSansFallback.ttfに変更
そのまま/system/fontsの中に上書きコピーしてみました。
▲上から通常入力、TofuBusterへの共有、PCでの表示
左の顔文字の目の部分がどちらでも豆腐化してます。
右の顔文字の目の部分と手の部分は、入力とTofuBusterとで見た目が違います。
コレはおそらく、上にも書いた通り、目の部分は1か2のフォントで定義済みなのでDroidSansFallback.ttfまで落ちてこないのが原因かと。
そして、目の部分が豆腐化しているのは1、2、3、4、どのフォントでも定義されていないのが原因かと。
PCでの表示のフォントはMeiryoUIを使用しているので、このフォントをDroidSansFallbackに・・・とも考えますが、そうすると目や手の部分で分かる通り、1,2,での定義に邪魔されて変更されないはずです。
かといって、最優先のDroidSans.ttfに上書きしてしまうと、今度は日本語フォントもすべてMeiryoに上書きされていまいます。
というわけで、解決するためには日本語フォントをすべて取り除いたメイリオフォントを用意しなければならないわけで、それはかなりグレーというかアウトというか。
さてはてどうしたものか・・・。