BeatmaniaIIDX21 SPADAですが、6月3日に無事に段位認定 九段を合格しました。
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— くまもっち (@advanced_bear) 2013, 9月 22
tricoro時代に八段に初めて合格したのが昨年の9月22日だったようなので、8ヶ月と少しの期間で合格したことになります。
段位認定に合格した話はとりあえず置いておき、今回はIIDXの録画の話をしたいと思います。
なお、今回の話題ではAviUtlを使用します。
私のホームゲーセンはギャラクシーゲート函館なのですが、5月の頭くらいからBeatmaniaIIDXのライン録画に対応しました。
ライン録画専用のPCが筐体の隣に設置されており、アマレコTV経由で録画をすることが出来ます。
キャプチャーボードに何を使用しているのかは見えないので不明ですが、デバイスマネージャーを確認したところ「SMI Grabber Device」の表記が見えたのでおそらく「EasyCAP」や「美男子の捕獲術!(SD-USB2CUP)」あたりを使用しているのだと思います。
解像度720x480で29.97fpsのインターレース動画として、Ut Video Codecで可逆圧縮されたavi動画が出力されます。
おそらくIIDXのPCB(基板)からアナログで出力された映像をコンポーネント経由で入力しているはずです。
(GREATの文字や、スクラッチのレーザーが薄くなっている部分など)
また、元映像は60fpsで出力されているはずですが録画の段階で29.97fpsのインターレース形式になってしまっています。
が、インターレース形式の特徴としてトップフィールドとボトムフィールドに前後のフレームの映像を記録しているはずなのでそれぞれを取り出せば記録されている倍のフレームレートを確保することが出来ます。(Bob、Line-Doublingとも)
AviUtlの「ファイル」→「開く」から、aviファイルを選択する際に、一番下にある「60fps読み込み」を選択して下さい。
これで、Bob化されインターレースが解除されます。
GREATの文字やスクラッチレーザー部などを見ると縦縞が消えているのが分かります。
しかし、再生してみると分かりますが上のGIFのように動かない右下のCREDIT部や、上部のフレーム画像などが上下にピクピクと振動しています。
これはBob化の弊害で、トップフィールドとボトムフィールドを別のフレームとして取り出してしまうため縦方向の実解像度は半分(240ピクセル)しかありません。
これを480ピクセルに引き伸ばしす際に不足したデータ分を自動で補います。
しかしトップフィールドのフレームとボトムフィールドのフレームとでズレるため、こういったブレが生じるのです。
世の中には便利なツールが色々あるもので、AviUtlでのBob化した際のこの現象を補正するプラグインがあります。
「60fpsフリッカ軽減フィルタ」と呼ばれるフィルタです。
(配布はこちらで行われています→ AviUtl プラグイン フィルタ by うえぽん)
ダウンロードしたZIPを解凍して、中の「flicker60.auf」をaviutl.exeと同じフォルダに配置して下さい。
動画を読み込んだ後、「フィルタ」から「60fpsフリッカ軽減」を選択してチェックマークを付けます。
次に「設定」から「60fpsフリッカ軽減」を選択すると、小ウィンドウで設定画面が表示されます。
60fpsフリッカ軽減フィルタの設定ウィンドウです。
基本的にはデフォルトのままで大丈夫だと思いますが、余りにプレビューなどが重かったり出力に時間がかかる場合はNRや時間軸拡大をオフにすると改善すると思います。
60fpsフリッカ軽減フィルタはリサイズフィルタやクリッピングフィルタよりも上位に設定しないといけないので要注意です。
この状態で、「ファイル」から「AVI出力」でUt Videoなどの可逆圧縮AVIとして中間出力した上で、Javieなどの編集ソフトなどに読み込んで編集することができます。
編集した後の映像がこちら。
アンシャープマスクやらシャープフィルタやらを書けてやれば解像度が低くても「とりあえず見れる動画」にはなります。
ゲーセン側でHD録画に対応していればこんな手間を掛ける必要もないはずなんですがね・・・。
ついでにリンクとして貼っておきますが、HD録画の方法を詳細に解説しているサイトがあります。
Beatmania IIDX 20 Tricoro by KONAMI (日本語記事)