DesireHDは、現在SoftbankSIMを挿入した電話・メール専用機となっているわけですが、先日OCNのSIMを挿入する際にアンテナピクト問題を解決するためにプローヴちゃんさんのサイトのパッチを当てたのですが、その影響でSoftbankSIMが電話番号を認識しなくなりました。
framework2.jarをリストアしても良かったのですが、ちょうどいいタイミングだったので新しいROMを焼いてみました。
焼いたのは久しぶりのJELLYTIMEです。
Android 4.2.2を搭載した最新のCyanogenModをベースとしたカスタムROMです。
最近のJELLYTIMEは昔より機能が色々と増えていました。
初期のアプリ一覧。
流石はCyanogenModというべきか、ビックリするほどプリインアプリが少ないですね。ESファイルエクスプローラーが新バージョンではなく、使い勝手の良い旧バージョンのままになっています。
音楽プレイヤーはCyanogenMod系のデフォルトプレイヤーのApolloが搭載されています。
このApolloがいつの間にかかなり優秀なアップデートがあったようで、いつの間にかウィジェットなどもできていましたし、使い勝手もかなり高くなっています。
ただ、安定性に関しては微妙な感じで、起動時や、読み込み時、再生開始時など、結構な割合で「動作を停止しました」が頻発しました。
常用プレイヤーとして使うのであれば、Playミュージックなどを使ったほうがいいかもしれません。
ロック画面は少し見た目が変わっていて、ロックリングはICS風に。
スライド時は扇状でJB風になっています。
もちろんJB機種なので左フリックで自分で配置したウィジェットを、右フリックでカメラを直接起動出来ます。
時計の下の「?」にはネットワークにつながっている状態であれば天気予報などが表示されます。
上のアプリ一覧を見れば分かる通り、Superuserアプリが導入されていません。
最近のJELLYTIMEではSuperuser権限の管理をROM側に移したようで、設定画面からSuperuser管理画面に飛べるようになっています。
また、アプリ起動時は右画面のように要求が表示されます。
一時的な許可も可能になっています。
ホームボタン長押しのアプリ履歴画面では、右上のボタンを押すことでアプリを全てキルすることができます。
カメラアプリでは、HDR機能が搭載されました。
最新機種よりカメラの性能が劣るため、HDR撮影時には5秒程度の時間を要しますが、効果が分かる写真が生成できます。
もちろん、撮影の間動いてはいけないので実用性は皆無に近いですが・・・。
オーバークロック等に関しては今までどおり、設定画面の「パフォーマンス」から調整することができます。
CPUのガバナーはSMARTASSV2が安定でしょうか。
良い感じの電池持ちです。
また、JELLYTIMEにしては珍しくそこそこなベンチスコアが出た気もします。
体感的な動作もヌルサクとしていて非常に気持ち良いです。
スクロールの動きや、タッチパネルの感度では最新機種のGL07Sともいい勝負をしている気がします。
もちろん、マルチタスクでは差がついてしまいますが・・・。
ちなみに、こちらもOCNのSIMカードを挿入するとアンテナピクトが立たず、ネットワーク選択からNTT DOCOMOを選んでもエラーになってしまいます。
ですが、SPEEDTESTを見ても分かる通り、通信は可能です。
こちらも、おそらくプローヴちゃんとこのパッチを当てれば治るはずです。
ひと通り使ってみましたが、やはり安定感とヌルサク感でJELLYTIMEにまさるカスタムROMは今のところDHDではないのではないでしょうか。
どのカスタムROMにしようか迷っている方や、CyanogenMod系のカスタムROMに興味のある方にはぜひ焼いてみてほしいカスタムROMです。