AndroidOSとノートブックというその組み合わせは想像以上に強烈でした。
というわけで、自分のネットブック内にもAndroid環境を構築してみました。
PCはAspire One AO-HAPPY2
Windows7 Starterとのデュアルブート環境になります。
▲起動中のAndroidロゴ
今回使用したのはAndroid-x86プロジェクトのISOファイルです。
→http://code.google.com/p/android-x86/downloads/list
当初は最新版のAndroid 4.0.3搭載の「android-x86-4.0-RC1-asus_laptop.iso」を使用しようと考えていました。
Windowsの入っているSSDをパーティション分割し、Android用に8GB程度の領域を確保。
UNetbootin(→http://unetbootin.sourceforge.net/)を使用してISOをUSBメモリに焼いておき、PCを再起動。
ブート画面でF12を押しUSBメモリからブートして実際にAndroidを起動してみます。
動いてみると想像以上に動作は軽快。動きもヌルヌルと動いていました。
が、Android4.0版にはいくつかの問題が有りました。
まず一番の問題点は終了ができないという点。
Androidの多くは電源ボタンを押してシャットダウンを行いますが、この4.0版は電源ボタンを押すと画面が暗転、そのまま復帰しません。
また、その場合再起動するごとに初期設定を要求されるという事態に。
もちろん、SSDに実際にインストールしてLiveUSBではない状態でも初期設定を毎度要求されました。
というわけで、仕方なく一つ前のAndroidOS3.2.2を使うことに。
こちらはこちらで、若干気になる点はあります。
例えば、動作を行うタイミングでたまに四辺が赤くなる、という現象など。
有線LANが使えなかったりBluetoothが使えなかったりするのも結構痛いのですがそれはまぁなんとかなります。
とりあえずは3.2で行こうということで、SSDのパーティション領域にインストール。
インストール方法などは他のブログなどで詳しく書かれているので割愛。
Windows7 Starterとのデュアルブート環境ですが、Androidインストール時にGrubをインストールしてやれば、その時に「Windowsも起動できるようにする?」って聞かれるのでそこでYes選んでやればOK。
▲ロック画面
ちなみに、一度起動したあとは画面ロックしないことをおすすめします。
ロック解除できないことがほとんどなので・・・。(というかロック解除のノブが動かん)
▲ウィジェットなどを配置できるのはAndroidならでは
x86版なので、通常のAndroidOSに比べるとMarketでダウンロードできるアプリの数に制約があります。
というか、通常ではインストールできるものがインストールできなくなってます。
▲AndroidO3.2.2
一応というか、中身はOS3.2.2なので、できればHoneycomb対応のアプリを探したほうがいいかと。
自分が確認した限りでの定番アプリという意味では
・twicca
・ついっぷる for Android
・ジョルテ
・ESファイルエクスプローラー
・Tuboroid
・青空クロック
などは動作しました。
ブラウザ系は結構全滅に近いです。
OperaやAngel、火狐などは使えないですし。
▲標準ブラウザでGoogleにアクセス
▲2chブラウザはTuboroidが良さ気
2chmateも動くには動くのですが、左側3分の1くらいの領域にしか表示されないです。
スマートフォン専用アプリってことなのかな。
昨日と今日とで6時間くらいAndroidOS入りのネットブックに触ってたわけですけど、言うほど悪くはないかと。
流石に専用端末のTF101なんかにはかなわないですけど(タッチパネルじゃないし)
ただ、動作の軽快さはWindowsに負けないものがありますし、アプリも結構豊富なAndroidならWindowsの代わりに使えなくもないような。
有線LANやBluetoothの問題、そして操作感に慣れることさえどうにかなれば十分実用可能です。
・・・普段からAndroidに使い慣れてるからこう思うのかもしれないですけどね。